あ行|用語集

2021年1月30日

ABC分析

ABC分析とは、売上やコスト、在庫状況などを加味し、売上へのウエイトが大きい順にランク付けして管理・分析する手法の一つ。名称は売上への貢献度順にA・B・Cとグループ分けすることに由来し、「重点分析」とも呼ばれる。ABC分析は「パレートの法則」をベースに成り立っているため、類似点も多い。

ABC理論

ABC理論とは、アメリカの臨床心理学者であるアルバート・エリスが提唱した"受け止め方"に関するフレームワークのこと。A・B・Cはそれぞれ、「Acrivating event(出来事)」「Belief(受け止め方)」「Consequence(感情)」の頭文字を取った略称で、Acrivating eventは遭遇する出来事のことを、Beliefは自身の意思に基づいた受け止め方を、Consequenceは結果的に生まれる気持ちを指す。ABC理論の概念を活用し、受け止め方を整理することで、自身の受け止め方をより深く理解したり、改善したりすることができるとされる。

ABM(Account Based Marketing)

ABM(Account Based Marketing)はマーケティング手法の一つで、主にユーザーセグメント及びパーソナライズされたアプローチを目的としたもの。これまでは各社・各ユーザーごとの施策実施や選別に労力がかかっていたが、近年はMA・SFA・CRMなどの顧客関係を管理・自動化するツールが多数リリースされていることもあり、ABMのインフラはがより整ってきている。

After Effects

After effects(アフターエフェクト)はAdobe社が販売している動画加工ソフト。映像を加工したり、モーショングラフィックスを足したりするなど、主に特殊効果をつけるのに長けており、エンタメ系の動画制作会社ではよく活用されている。なお、同じく動画編集用ソフトとして著名なものにPremiere Proがあるが、こちらは映像加工ではなく動画をつなぎ合わせる点に長所を持つソフトとなっている。

ANSI(American National Standards Institute)

ANSI(American National Standards Institute)とは、アメリカ合衆国における工業規格の標準化を行う機関のこと。端的に言えば、アメリカ工業の基準を決めている団体である。日本では「米国国家規格協会」と訳され、「アンシ、アンジ、アンシー」などと呼ばれる。標準化機関の中では強い影響力を持ち、ANSIで決定されたものが国際標準とされるケースも多々ある。なおANSIの前身は、1918年に設立されたAESC(American Engineering Standards Committee)である。その後、1928年にASA(American Standards Association)、1966年にUSASI(United States of America Standards Institute)に改称し、1969年から現在の名称となっている。

API(Application Programming Interface)

APIはApplication Programming Interfaceの頭文字を取った略称で、アプリケーションとその他のソフトウェアやプログラムをつなぎ合わせるものを指す。また、各種ツールに搭載されている外部連携機能そのものを指して用いられることもある。端的に言ってしまえば、あるアプリと外部のアプリケーションを連携させるようなものがAPIにあたり、著名なものでは「LINE Messaging API」「Google Calendar API」などが挙げられる。また、より厳密にはWeb上に公開される「Web API」など、APIの中にも大まかな区分が存在する。ちなみにWeb APIの多くは無料で利用可能で、有名なものに「Twitter API」「Amazon API」などがある。

ASP(エー・エス・ピー)

ASPとは、Application Service Providerの略で、ネットワーク経由でアプリケーションサービスや、サービスを提供する事業者のこと。ASPの特徴として、ネットワーク上であればどこでも利用可能で、複数ユーザーによる同時操作やアクセスができるといった点などがある。

EAT

EATとはGoogleがリリースした品質評価ガイドラインで定められた、ページの品質を判断する際に用いられる要素の略称のこと。Eは「Expertise(専門性)」、Aは「Authoritativeness(権威性)」、Tは「Trustworthiness(信頼性)」を示している。端的に言えば、コンテンツ作成者のテーマへの精通性・客観的な高評価・社会的信用などが求められる。特にYMYL(Your Money or Your Life)ジャンルのコンテンツでは重視される傾向が強く、高い品質評価基準が設けられている。なお、2020年12月現在、このEATはあくまでも品質評価における概念の一つであり、ランキングシグナルではないとされている。

EDI(Electronic Data Interchange)

EDI(Electronic Data Interchange)とは、企業間で発生する取引契約書(契約主・受発注書・請求書等)を専用回線で処理・自動化できるようにする仕組みのこと。従来の方法では手作業による入力業務をはじめ、フォーマットや受取方法などにバラつきがあったが、EDIを整備することでこれら課題が解消される。業務効率・正確性の向上だけでなく、業務フローの高速化なども期待できる。EDIには個別EDI・標準EDI・業界VAN・Web-EDIなどいくつかの種類があり、識別コードやデータ形式によって分類されている。

ERP

ERPとは「Enterprise Resource Planning(企業資源計画)」の略称で、日本語では「統合基幹業務システム」「基幹システム」などと訳される。元々は「Material Requirements Planning(資材所要量計画)」という生産管理における思想から派生した概念で、ヒト・モノ・カネなどの企業資源を一元管理し、適切に分配・有効活用することを目的としている。近年は財務会計・生産管理・販売管理などの基幹業務サポートシステムを指して用いられる傾向にある。

FID(First Input Delay)

FID(First Input Delay)はユーザーが第一印象として感じるサイトのインタラクティブ性や反応速度を測る指標のこと。Googleが公表しているユーザーの検索体験向上を測るための概念・Core Web Vitalsの中で特に重要視されている指標の一つである。例えばユーザーがページ内で最初にクリックやタップ、テキスト入力などのアクションをした際のブラウザの反応時間で表される。値が小さいほどUXが良いとされる。

FID(Final Investment Decision)

FIDは「Final Investment Decision」の略で、投資計画を決定すること。一般的に必要資金が巨額にのぼるため、プロジェクトの採算が見込める状態かつ銀行融資が確約されていることが求められる。

FTTH(エフティーティーエイチ)

FTTHとは、Fiber To The Homeの頭文字を取った略称で、光ファイバーを用いた一般住宅向けのデータ通信サービスやその方式のこと。近い用語として、FTTP(エフティーティーピー/Fiber To The Premisesの略称)と呼ばれる、小規模オフィスを対象にしたものがある。

IaaS

IaaSとはInfrastructure as a Serviceの略で、サーバー・ストレージ・ハードディスク・ファイアウォールなどのインフラをインターネット上のサービスとして提供する形態を指す。「イアース」「アイアース」と呼ばれる。SaaS・PaaSと異なり、環境から自由に設計できるためハードウェアのスペックやOSを好きなように選べたり、従量課金制に対応していて安価に済ませられたりするメリットがある。代表的なサービスに、「Google Compute Engine」「Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)」などが挙げられる。

ISO(International Organization for Standardization)

ISO(International Organization for Standardization)とは様々な世界標準や規格を定める国際標準化機構のこと。世界162カ国がISOに加盟しており、スイス・ジュネーヴに本部を置く非営利法人である。1947年の発足以来、2万を超える規格を策定しており、国際間の取引をスムーズにしたり、認識の齟齬を生まないように共通の基準を決めることを目的としている。また、規格のジャンルも多方面におよび、製品やマネジメントなど多種多様である。企業がISO規格を取得することで、イメージアップや他社との差別化、作業手順・役割の明確化といったメリットがある。

LCP(Largest Contentful Paint)

LCP(Largest Contentful Paint)は、その名前の通りページにおける「最大コンテンツの描画」を表すもので、ページの表示速度を測る指標として用いられている。Googleが提供するページ速度を計測するツールPageSpeed Insightsでは優れたユーザーエクスペリエンスを提供するために、2.5秒以内のページの読み込みが推奨されている。

LPWA(Low Power Wide Area)

LPWA(Low Power Wide Area) は消費電力を押さえつつ、長距離無線通信を実現する通信方式・技術の総称。IoTに関する気運が高まっていることもあり、従来よりも低コストかつ広い範囲をカバーできるLPWAネットワークが期待されている。ちなみにLPWAには種類があり、免許不要の周波数帯域(アンライセンスバンド)を利用する通信方式と、免許が必要な周波数帯域(ライセンスバンド)を利用する通信方式の2つに分かれる。

MBO(Management by Objectives)

MBO(Management by Objectives)はP.F.ドラッガーが提唱した組織マネジメントの概念の一つで、個人およびグループにおける目標達成を管理したり評価したりするフレームワークとして使われている。ドラッカーは著書・現代の経営で「目標管理の最大の利点は、支配によるマネジメントを自己管理によるマネジメントに置き換えることにある」と述べており、社員のモチベーション維持にポジティブに寄与するなどのメリットがある。

NPS(Net Promoter Score)

NPS(Net Promoter Score)とは顧客ロイヤルティを測る指標で、企業に対する信用や愛着を数値化したもの。これらの要素は感覚的な側面が強く、計測することが難しいものの一つでもあったが、有効性が認められたことで多くの企業で用いられるようになった。現在では欧米の売上上位を占める多数の企業でも採用されている一方、日本国内ではあまり浸透していない。顧客のロイヤリティが重要視される昨今、ますます注視されていくことが予想される。

Objective-C

Objective-C(オブジェクティブ シー)は、C言語をベースにしたオブジェクト指向型のプログラミング言語。言語の仕様そのものに拡張性を持たせたC++と異なり、Objective-Cは言語の記述法を残したまま拡張機能を加えたような違いがある。昔のAppleではマシンのOSに用いられていたが、2014年のMacOS X YosemiteとiOS8の発表と同時に発表されたSwiftに取って代わられ、現在ではややコアな言語のポジションとなっている。

OKR(オー・ケー・アール)

OKR(オー・ケー・アール)とは、Objectives and Key Resultsの頭文字を取った略称で、目標設定および目標管理におけるフレームワークの一つ。Googleをはじめとした有名企業で導入されており、近年注目が集まっている。端的に言ってしまうと、「メインの目標から個の目標に落とし込んで、それらを達成することでメインの目標が達成できるよね」という考え方。

OMO(オー・エム・オー)

OMOとはOnline Merges (with) Offlineの頭文字を取った略称で、マーケティング用語の一つ。2017年9月頃、元GoogleチャイナのCEO・李開復(リ カイフ)が提唱して広まった。言葉の通り、オンラインとオフラインを融合させて行うマーケティング手法や施策を指しており、顧客体験をさらに高める手法として幅広い業界で取り入れられている。従来のマーケティングではオフライン施策とオンライン施策は切り離されて行われるケースが多かったが、スマートフォンをはじめとしたIT技術の浸透によって双方をリンクさせることで利便性の向上が期待できるシーンが非常に増えた。そのため、スマートフォンでの予約アプリやキャッシュレスなどを取り入れたOMO施策を行い、顧客の利便性向上が図られている。

ONU(オー・エヌ・ユー)

ONU(オー・エヌ・ユー)とは、Optical Network Unitの頭文字を取った略称。光回線を利用する際に必要となる機器である。光回線終端装置とも呼ばれる。光信号を電気信号に、電気信号を光信号にそれぞれ変換することにより、光信号を利用できるようになる。一般的に、ONUは光ファイバーを用いるインターネットプロバイダーサービスの契約後、加入者の自宅に設置される。

OOH広告

OOH(Out of Home)広告とは、屋外にいる不特定多数のユーザーを対象に展開される広告の総称。具体的にはビルボード広告や街頭にある大型のサイネージ、アドトラック、鉄道・広告・タクシーなどの交通系広告、看板などが該当し、種類は多岐にわたる。エリアターゲティングに優れる特徴を持ち、特定の属性を持つユーザーに対して効果的にプロモーションを行うことが可能。看板などをはじめとして古くから使われてきた手法の一つだが、近年はIT技術の進化により、デジタル媒体との融合が図られている。特にデジタルサイネージは限定的にその瞬間・その場所で情報をリーチさせられるため、Twitter・InstagramなどのSNSとの相性が良いとされる。なお、OOH広告の市場は年率約5~13%程度の成長率を誇り、今後の拡大が見込まれている。

R(アール)

R(アール)は統計・データ解析などに用いられるプログラミング言語・開発実行環境のこと。1995年に科学者ロス・イハカとオークランド大学のロバート・ジェントルマンによって開発された。オープンソースで提供されているほか、マルチプラットフォームで動作するため作業環境を整えやすい。また、プログラムの記述も簡易である。グラフ化しやすかったり、データの互換性に優れていたり、各種拡張機能が揃っていたりすることも特徴の一つで、学術分野から民間企業まで幅広く利用されている。人気のパッケージ(ライブラリのようなもの)に、「dplyer」「stringr」「ggplot2」「caret」などがある。

R&D

R&Dは「Research and Development」の略称で、事業に関する研究・技術開発・調査などを行うこと。1970~1980年代の高度経済成長期から重要視されるようになり、現在は多くの業界で実施されている。企業が継続的かつ安定的に発展していくためには、他社との差別化や新技術の創出が求められるが、そこで将来的な優位性や収益を生むための役割としてR&Dの取り組みがなされている。なお、R&Dの取り組みは基本的に現在の利益に直結するものではない。

RAS(Reticular Activating System)

RAS(Reticular Activating System)とは覚醒状態を維持する脳内秩序のこと。日本語では「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」と訳される。端的に言えば、効率的に情報をインプットするための脳の機能の一つである。人間の脳は視覚・聴覚などをはじめとした感覚器官から認知した情報の全てを取り込むのではなく、自身にとって必要な情報だけを取り込むようできているが、その際にフィルターのような役目を果たしているのが、このRASである。

RFID(Radio Frequency IDentificatio)

RFID(Radio Frequency IDentificatio)とは、RFタグと呼ばれる情報媒体を、電波を使って非接触で読み書きする技術のこと。バーコードなどのデータ読み取りでは一件一件のデータを個別に読み込む必要があるが、RFIDでは電波が届く範囲内であれば、複数の情報を一括してスキャンすることが可能。また、ダンボールなどの箱に入っている状態でも情報が読み取れる。そのため、小売業などの業務効率化に用いられている。

RMF分析(アール・エム・エフぶんせき)

RMF分析とは、顧客の購買行動・購買履歴・購買金額をもとに顧客をセグメンテーションする分析手法のこと。顧客データ分析手法の中でもオーソドックスな方法で、CRMや各種アナリティクスツールには標準装備されているケースも多い。RMFとは、それぞれ「Recency(最新購買日)」「Frequency(累計購買回数)」「Monetary(累計購買金額)」の頭文字を取った略称になっている。

Sler(エス・アイ・アー/エス・アイ・ヤー)

SlerとはSystem Integratorの略称に接尾語「-er」をつけた造語で、システム構築等に関わる企画・構築・運用・コンサルティングといった業務を請け負う業者のこと。

SMB(Server Message Block)

SMB(Server Message Block)とはマイクロソフト独自の通信プロトコルのこと。クライアントからの要求にサーバーが答えるクライアントサーバー型の動作モデルで、ファイルやプリンタを活用する際に適用さる。なお、SMBにはバージョンがあり、Windows OSのバージョンアップと共に機能もアップデートされている。

SQL(Structured Query Language)

SQL(Structured Query Language)はデータベースを操作・制御するためのデータベース言語のこと。データベースを整理したり、指定した条件に合致するデータを抽出したりするための言語で非常にシンプルな特徴をもつ。命令には、検索(select)・追加(insert)・更新(update)・削除(delete)などがある。なお、SQLはISO(国際標準化機構)で規格が定められているため、他のデータベースであっても同様に操作が可能。著名なデータベースサービスとして、MySQL・Oracle・PostgreSQL・SQLiteなどが挙げられる。

SRE(Site Reliability Engineering)

SRE(Site Reliability Engineering)とはGoogleが提唱する、システム運用管理やエンジニアの役割のこと。簡単に説明すると、サイトのパフォーマンスが落ちないよう運用や保守、またそれらの自動化などを行う。バックエンドやインフラに関する幅広い知識が求められる。なお、SREに関する内容は公式オンライン上で無料公開されている。

Web 2.0

Web 2.0とは、ティム・オライリー(Tim O’Reilly)によって提唱された、2000年代中頃以降におけるウェブの新しい利用法を指す言葉。一般的には「情報の送り手と受け手が固定され、送り手側からの一方的な流れであった旧来の状態から、送り手・受け手双方が流動化し、ウェブを通して誰もが自由に情報発信できるよう変化したウェブの利用状態」を指すとされている。一方で、2007年に行われた西村博之氏との対談において、ティム・オライリー本人の口から「Web2.0は"Peopleware"である」と語られている。このことから、Apacheやブラウザといったコモデティ化したソフトウェアに代表されるように、何らかの事象においてWebやWebに介在するユーザーが価値を与え、より良いものにしていく状態を指すものだと思われる。

アカウンティングテック(Accounting Tech)

アカウンティングテックとは、経理・財務などのバックオフィス業務の生産性をITで変革し、企業価値の向上や組織の変革を促す取り組みのこと。業務効率化に加え、経営分析やM&A、ガバナンス強化など高付加価値業務へリソースを集中させられるメリットを持つ。

アカシックレコード

アカシックレコードとは、世界が誕生してから未来まで、全ての事象・思想・情報が記憶されているという「世界記憶」の概念・思想のこと。

アクティブファンド

アクティブファンドとは、運用担当者が株式や債券、その他の銘柄及び投資割合を決定する投資信託のこと。株式指数など、設定したベンチマークを上回る運用成果を得ることを目的としている。商品の種類が豊富でテーマに沿った投資ができたり、良いファンドを見つければ指数以上のリターンが見込めたりする特徴を持つ。一方で、ファンドマネージャーなどの人的コストがかかるため保有コストはやや高く、銘柄入れ替えや情報収集に手間がかかる。対となる分類にインデックスファンドがある。

アサーティブ

アサーティブ(assertive)とは、自他を尊重した自己表現・自己主張のこと。同様の意味で「アサーティブ・コミュニケーション」「アサーション(assertion)」などの言葉が使われるケースもある。ビジネス・教育・医療・ヘルスケアなど幅広い分野で用いられ、バランスのとれたコミュニケーションの概念として提唱されている。1949年に発表された、アンドリュー・ソルターの「条件反射療法」がこの概念の元になったとされており、本書ではしつけや社会規範によって、人が持つ「活動性」が抑制されていると述べられている。

アジャイル開発

アジャイル開発とはソフトウェアの開発手法の一つ。プロセスを「反復 (イテレーション) 」と呼ばれる短い開発期間に区分し、各期間単位で要件定義・実装・テスト・修正・リリースなどを行う。この手法を用いれば、サービスの機能単位で実装していくことが可能。メリットとして、優先度の高い重要な機能から実装できること、認識のズレやミスの発生が起こりにくくなること、リカバリーが容易なこと、ユーザーニーズをリアルタイムで反映させやすいことなどが挙げられる。従来のウォーターフォール開発の手法から、近年は日本国内でも導入する企業が増えている。また、アジャイル開発の普及にともない、自動テストツールも普及しはじめている。

アングロサクソン

アングロサクソン(アングロ・サクソン人)はゲルマン系3部族の総称のこと。およそ5世紀頃、現在のドイツ北西部からグレートブリテン島に流入した、アングル人・ジュート人・サクソン人系の部族がこれに当たる。現在のイギリス国民のルーツの多数を占めると言われており、コーカソイド大人種の北方系に属する。

アントレプレナーシップ(Entrepreneurship)

アントレプレナーシップ(Entrepreneurship)とは「企業(起業家)家精神」、あるいは企業(起業家)的行動能力のこと。0から事業を立ち上げる意欲や新商品の創造意欲、独立心・コミット力・ユニークな発想力といった資質を中核とする。近年の市場激化に加え、DXやCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響によるビジネス環境の変化により、アントレプレナーシップを持つ人材の需要が高まっている。アメリカのハーバード・ビジネス・スクールのハワード・スティーブンソン教授は、アントレプレナーシップを「コントロールできる経営資源を超越し、機会を追求する姿勢」と定義している。その他、経済学者のシュンペーターやドラッカーなどもアントレプレナーシップについてそれぞれの見解を述べている。ちなみに、元を辿るとフランス語の「Entrepreneur」が語源となっており、仲介人や貿易商を指す言葉である。

アンバサダーマーケティング

アンバサダーマーケティングとは、製品やサービス、自社そのもののファンを登用したマーケティング手法のこと。インフルエンサーマーケティングとは異なり、ユーザーのもつ好意的な感情や愛着、熱量を基準に選出する。アンバサダー自身がヘビーユーザーということもあり、よりリアルな魅力が伝わりやすく、自発的な口コミによる認知拡大が期待できる。またアンバサダーマーケティングでは、アンバサダー自身が積極的に商品開発や企画に携わるなど、企業との密で対等な関係性をとる特徴を持つ。好例として、作業服専門店の最大手・ワークマンの事例などが有名。

インサイドセールス(Inside Sales)

インサイドセールスとは、電話やメールを使って営業活動を行う内勤型の営業形態のこと。従来のフィールドセールスと異なり、移動や資料の移動を伴わないため、業務効率の高さに大きな特徴を持つ。当初は国土が広く、訪問営業が難しいアメリカを中心に発達したが、リモートワークなど多様な働き方が広まったことで重要性が増している。セールスフォース・ドットコムやマルケト、ベルフェイス、HDEなどの企業が著名。

インタープリタ方式

インタープリタ方式とはプログラムの処理方式の一つ。インタープリタ以外の処理方式には「コンパイラ」「アセンブラ」などの方式がある。インタープリタ方式ではプログラミング言語の命令を一つずつ機械語に解釈して実行が行われる。そのため、「解釈実行方式」と呼ばれることもある。作成したプログラムを即座に実行できる一方、解釈と実行が同時並行で進むため、コンパイル型と比較すると実行速度はやや遅い。しかし、昨今ではコンピュータの性能が向上していることもあり、速度的なデメリットは年々薄れている。それにともない、作業の簡略性に優れるインタプリタ方式に特化した言語を愛用するユーザーも増加している。代表的な言語に、Python・BASIC・Perlなどがある。

インデックス

インデックスとは、Googlebot(クローラー)がページを認識してデータベース化すること。インデックスのプロセスではページ情報以外にも、キーワードやページが公開されてからの経過時間やサイトのフレッシュさなど、その他さまざまな情報を記録している。インデックスされていない場合はGoogleにページが認識されていないため検索結果には表示されない。Googleの検索エンジンは、このWebページのクロールと取得した情報のインデックス登録が基盤となって、ユーザーの検索ニーズに合致したページが返される仕組みになっている。

インデックスファンド

インデックスファンドとは、特定の基準価額がある指標(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと。パッシブファンドとも呼ばれる。ファンドの運用対象は目標となる株価指数に採用されているものとほぼ同じ銘柄群で構成され、組み入れ比率も指数への影響度に応じた割合となる。ベンチマーク(目安)となるインデックスには、日経平均株価・ダウ平均株価・債券指数・REIT(不動産投資信託)指数・コモディティ指数などがある。アクティブファンドと比較して、「信託報酬や手数料などのコストが安い」「シンプルで投資成果が分かりやすい」「運用コストが低く、継続性に優れる」ことが挙げられる。インデックスファンドの代表的な運用手法に、完全法・層化抽出法・最適化法などがある。ちなみに、バートン・G・マルキール(Burton Malkiel)の著書「ウォール街のランダム・ウォーク(A Random Walk Down Wall Street)」によって一般認知が拡大した。

インナーチャイルド

インナーチャイルドとは子ども時代の思考パターンや習慣を指す言葉。1993年に、セラピストのジョン・ブラッドショーの著作「インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法」でインナーチャイルドの概念を提示している。日本にもある「三つ子の魂百まで」という諺に代表されるように、幼少期~思春期の記憶と経験はその後の人生に多大な影響を及ぼす。一般的にこの期間で体験したネガティブな事象はその人のインナーチャイルドを傷つけ、インナーチャイルドが傷ついて不安定な成長すると後にネガティブな影響を及ぼすとされる。この概念はメンタルヘルスや心理学などさまざまな分野で使われている。

エディプスコンプレックス

エディプスコンプレックスは男根期に生じる無意識的葛藤のことで、ジークムント・フロイトによって提示された。端的に言えば、男子が母親に性愛感情や支配欲を抱き、父親に嫉妬する無意識の葛藤感情を指す。人間は乳幼児期から何らか性愛衝動を有し、異性親の愛情を無意識に得ようとし、同性の親に対しては嫉妬する衝動に基づくとされる。フロイトやアドラーなど著名な心理学者らによって語られることも多く、心的な発達や神経症の発症段階として注目されている。名称は、父親を殺して母親と結婚したギリシア神話のエディプス (オイディプス) 王に由来する。

エニアグラム

エニアグラムとは個人の性格を9つのタイプに分類・診断するテスト、あるいは仕組みのこと。ヘレン・パーマーやドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンらを通じて、広く一般に広まった。現在では心理学・ビジネス・自己改善セミナー、マネージメントセミナーなどで積極的に活用される。単純な性格分類ではなく、各タイプごとの健全から不健全に至るまでの状態を示し、心理的成長に役立つ指針とされる。なお、元々エニアグラムとは9つの点を持った円周と、それらの点をつなぐ線から成り立つ幾何学図形のことを指す。ちなみに「エニアグラム」という名称は、ギリシャ語で9を表す「エニア」と、図を表す「グラム」に由来する。かきおのタイプは2のウイング1。

エンコード (encode)

エンコードとは、データを符号化して元の形式に戻せるような変換を行うこと。対義語はデコード。近年は動画や音声サービスが広く浸透したため、コーデックを用いて音声や動画を圧縮することを指して呼ばれるケースも多い。略称は「エンコ」

エンティティ(entity)

エンティティとは、「実態」「存在」「本質」「本体」などの意味を持つ英単語のこと。ITの分野ではモデル化された対象物を指す言葉として用いられる。(例えば「ショートケーキ[エンティティ]」を表すものとして、苺・生クリーム・スポンジなどのデータを用いて表現[モデル化]される。)類語に「インスタンス(instance)」「オブジェクト(object)」などがある。

オーセンティックリーダーシップ

オーセンティックリーダーシップとは、自身の価値観や倫理観、考えを重視したリーダーシップのこと。アメリカのメドトロニック社・元CEOのビル・ジョージらによって提唱された。現代ではどの企業においても不正会計やコンプライアンス違反などが取り沙汰されることも増え、リーダーにはよりいっそうの倫理観・道徳観が求められる傾向にある。そうした背景もあり、オーセンティック(=本物の、誠実な、真正な)な指導モデルが求められている。オーセンティックリーダーシップを実現するためには、目的の理解・明確な価値観に基づく行動・親身な指導力・しなやかな人間関係・自律などの資質が必要とされる。

オペレーショナルエクセレンス(OPEX)

オペレーショナル・エクセレンスとは業務改善プロセスが定着し、洗練された業務オペレーションが競争上の優位性にまでなっている状態のこと。企業の競争源泉・企業戦略の重要要素として位置づけられる。オペレーショナル・エクセレンスを確立・浸透させることで高い業務品質や効率化を生み、自然発達的な進化構造を構築できる。トヨタ自動車やフェデックス、マクドナルドなどの企業がモデルケースとして挙げられる。

オムニチャネル

オムニチャネルとはあらゆる顧客接点を創出・活用する販売戦略のこと。近年は主にオフライン施策とオンライン施策を連携した取り組みをを指して使われるケースが多い。あらゆる販売・流通チャネルをシームレスに統合する思想を持つため、顧客に購入経路を意識させにくい特徴を持つ。オムニチャネルと似たものとしてOMOが挙げられるが、OMOはより顧客のUXを重視しているという点で異なる。

オンプレミス

オンプレミスとは各種システムや機器、情報システムを自社で保有・管理・運用すること。近年はクラウドサービスの台頭により、比較して語られることも多い。従来は自社管理のオンプレミス型の方がカスタマイズ性やセキュリティ面に優れるとされていたが、現在ではクラウド型との差はほぼ薄まっている。「構内」「店内」を意味する「プレミス(premise)」にちなむ。

オン・ボーディング

オン・ボーディングとは、船や飛行機に乗っていることを意味する「on-board」から転じたビジネス用語のこと。船や飛行機の乗組員が業務に慣れて一人前になるように、組織に入った人材を定着させ、戦力化する過程を指す。また、提供するサービスの継続利用を促したり、活用支援を行って顧客満足度を高めたりするプロセスを指すこともある。語の特性から、人事やサブスクリプションサービスにおいて頻繁に用いられる。

お鈴

お鈴(おりん)とは、棒で叩いて鳴らす椀型の仏具。叩くと澄んだ音が鳴り、邪念をはらったり、仏・故人に気持ちを伝えたりするとされている。宗派によって呼び方が変わるほか、鉢型や印金、高台型など様々な種類がある。

炎色反応/焔色反応(えんしょくはんのう)

炎色反応とは、特定の金属イオンを炎で加熱した際に、元素特有の色を示す反応のこと。金属の分析や花火の着色などにも、この現象が利用されている。「ジャングル大帝」とイントネーションが似ている。

応用ソフトウェア

応用ソフトウェアとは、ワープロなどの文章作成ソフトや表計算ソフトといった、コンピュータを応用して利用するプログラムのこと。「アプリケーションプログラム」「アプリケーションソフトウェア」とも呼ばれる。