た行|用語集

2022年1月10日

D2C(Direct to Consumer)

D2C(Direct to Consumer)とは、自ら企画・生産した商品を代理店や小売店を挟まず、消費者とダイレクトに取引する販売方法のこと。近年はSNSが発達したことで、アパレルブランドや美容業界を中心に盛んになっている。従来のBtoCビジネスと異なり、低価格化しやすく、LTVも比較的高めやすい特徴を持つ。著名なD2Cブランドに、バルクオムやミスターチーズケーキ、FUJIMI、Her lip toなどがある。

DMCA(Digital Millennium Copyright Act)

DMCA(Digital Millennium Copyright Act)とはデジタルコンテンツに関する著作権法のこと。1998年に米国で成立し、2000年に改正された。著作権を侵害しているコンテンツに対するプロバイダーの瑕疵をはじめ、各種検索エンジンやSNSなどWebコンテンツ全域にわたる基準となっている。DMCAによる削除申請を行うことで、盗用したコンテンツが掲載されるWebページを検索結果上から消したり、著作権の侵害に当たるコンテンツを非表示にしたりすることが可能。一方で、権利侵害が行われていないにも関わらず削除申請を行うなど、悪用されるケースもある。

DNS(Domain Name System)

DNS(Domain Name System)とはドメイン名とIPアドレスの紐づけ、メールの宛先ホストの指示など、インターネットにおけるドメインネームを管理・運用するためのシステムのこと。インターネットの重要な基盤技術の一つ。基本的に、インターネットに接続されているすべての機器にはIPアドレスが割り当てられており、リクエスト先のIPアドレスを指定することで通信が行われる。DNSによって、こうした固有のIPアドレスのやりとりをより便利に覚えやすく、人的利用に即した仕組みを実現している。

DSP(ディー・エス・ピー)

DSPとは、Demand Side Platformの頭文字を取った略称で、広告主側のプラットフォームのこと。DSP誕生の背景として、インターネットの普及に伴い不特定多数のユーザーが広告に触れるようになり、パーソナライズされた広告をシステマティックにターゲットへと配信する需要が生まれたことがある。DSPによって、配信ユーザーのターゲティングが可能になったり、CVユーザーと類似したアクションを取るユーザーに対して広告配信が行えたりするメリットがある。また、広告運用者の工数削減、業務効率化の点においても利点がある。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術によって社会構造の変革を起こし、社会生活をより良いものにする取り組みのこと。似た言葉に「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」があるが、DXはこの両者と比べて規模感が大きく、社会価値を創出する点に重きを置いている。DXの浸透によって130兆円ものGDP拡大が予想される一方、DX推進の失敗によって2025年以降に年12兆円の経済損失が出る「2025年の崖」問題が懸念されている。経済産業省が出したDXレポートによると、経営の仕組み・ITシステムの基盤に関わる各種項目をクリアすることでDX推進が果たせるとしている

typescript

TypeScriptとは、Microsoftによって開発・発表されたオープンソースのプログラミング言語の一つ。メリットとして、JavaScriptと互換性があること、短く読みやすいコードが書けること、エラーを未然に防ぎやすいこと、大人数が開発に携わる開発と相性が良いことなどが挙げられる。

ターゲットリスト

ターゲットリストとは広告の配信対象や除外対象を策定する、ユーザーを蓄積したリストのことです。過去にサイトを訪れたユーザーやリストの条件に合うユーザ、類似しているユーザーなどに対して制御を行います。ターゲットリストはデフォルト・条件・組み合わせ・類似・カスタムの5種類に分けられます。(※Yahoo!広告の場合)また、単純に営業活動を行う上での顧客リストを指して「ターゲットリスト」と呼ぶケースもあります。会社名や住所、電話番号、メールアドレスなどの基本情報を記載します。営業活動に使うので最新情報かつ網羅的なリストを作成するのがポイント。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、企業が直接求職者へアプローチをする採用手法のこと。
従来の採用手法では求人サイト・人材紹介会社経由でエントリーを待つ形式が一般的だったが、ダイレクトリクルーティングでは企業自らマッチする求職者を探してアプローチを行う。特に近年は少子高齢化に伴う労働人口の減少が著しく、優秀人材を確保する重要度が増しているため、こうした攻めのアプローチが求められている。

タレントマネジメント

タレントマネジメントとは、事業における人材管理・人材開発のこと。各社員が持つ個性・能力・資質・才能を管理・分析し、戦略的な人材配置・人材開発に用いられる。元々は1990年代にアメリカで生まれた概念で、日本国内では労働人口が問題視されはじめた2010年代から注目が高まっている。近年はタレントマネジメントシステムと呼ばれる人事管理ツールも販売・提供されている。

ティール組織

ティール組織とは、個々人のメンバーが意志決定権を持ち、何らかの目的のために進化を続ける組織のこと。指示系統がなくとも、各人がルールや仕組みを醸成・運用・理解・工夫し、意思決定していく特徴が見られる。また、ティール組織形成に至るまで、レッド(衝動型)・アンバー(順応型)・オレンジ(達成型)・グリーン(多元型)・ティール(進化型)の5段階進化を経るフレームが提唱されている。なお、この概念は2014年、フレデリック・ラルーの『Reinventing Organizations』で紹介され、急速に広まった。氏は本書の中で「旧来のマネジメント手法は正解だと思われているものの、実際は組織に悪影響を与える可能性をはらんでいる」との指摘をしている。

ディストピア(dystopia)

ディストピア(dystopia)とは、「理想郷」を意味するユートピア(utopia)の対義語で、反理想郷のこと。SF作品などで題材とされることが多く、監視社会や過剰な管理社会のような世界観で描かれることが多い。「悪い、困難な」を意味する古代ギリシア語の「δυσ」と「場所、風景」を意味する古代ギリシア語の「τόπος」の組み合わせから成り立つ。

ディストリビューション

ディストリビューション(distribution)とは、「配達」「配布」「分配」などを意味する単語。Linuxにおいては、一般ユーザーがLinuxをインストールしたり、利用できるようにまとめたもの、その配布形態を指す。そのため、Linuxディストリビューションとも呼ばれる。

デコード(decode)

デコードとは暗号・記号化された情報を元の状態に戻すこと。対義語はエンコード

デジタイゼーション

デジタイゼーションとは、デジタル技術を用いてビジネスプロセスを変換し、コストカットや効率化、付加価値の向上を行う取り組みのこと。

デジタライゼーション

デジタライゼーションとは、ビジネスモデルの変革をデジタル技術で実行すること

デシル分析

デシル分析とは、購買データを元に全ての顧客の購入金額を高い順に10等分し、各ランク毎の購入金額・売上高構成比を試算する分析方法のこと。デシル分析によって比率・構成比が算出することで、売上貢献度の高い優良顧客層を把握することが可能。

トリプルメディア

トリプルメディアとは、「アーンドメディア(earned media)」「オウンドメディア(owned media)」「ペイドメディア(paid media)」の3つのメディアの総称のこと。また、その分類のことである。デジタルマーケティングの活発化によって、メディア戦略等を立案するフレームワークとしても多く用いられる。ちなみに、アーンドメディアは各種SNSなど消費者側に発信性があるメディアを、オウンドメディアは自社が所有するブログやWebメディアを、ペイドメディアは広告をはじめとした有料発信型のメディアのことを指す。

多孔質

多孔質とは、表面に小さな穴が多くあいている性質のこと。細孔の大きさによって、ミクロポーラス材料・メソポーラス材料・マクロポーラス材料に分類される。多孔質の代表的な物質としては、木炭や天然の多孔質溶岩などが挙げられる。いずれも表面に微細な物質を吸着しやすい。

投資信託

投資信託とは、投資家から集めた資金を元にファンドマネージャーが資産運用し、そこで生まれた利益を還元する金融商品のこと。少額から始められるほか、株式や債券など取り扱う金融商品が多岐にわたるため、リスクを分散しながら安全な資産形成が可能。その他、多忙な人や個人だと投資しにくい通貨も扱えるなどのメリットがある。長期運用と相性が良く、複利効果によって大きく資産を増やすこともできる。