わ行|用語集
One to Oneマーケティング
One to Oneマーケティングとは、ユーザーニーズに応じて、最適化されたコミュニケーションを行うマーケティング手法のこと。情報のモバイル化が進んだことで、従来のマスメディアを通じた一方向・一対多の情報伝達効果が薄れ、近年はパーソナライズの価値が高まっている。こうした背景を受けて、One to Oneマーケティングの注目度も高まっている。One to Oneマーケティングの具体的な手法としては、求職者の基礎情報に応じておすすめの企業をレコメンドしたり、ユーザーの利用状況・基本情報を加味してクーポンの配信タイミングを変えたりするアプローチが挙げられる。いずれの取り組みにおいても、One to Oneマーケティングでは顧客情報に基づく、特別な価値体験(UX)の向上が重要となる。そのため、前提となる顧客情報を獲得するためのcookieへの同意や基本情報の入力、CRM・SFA・MAツールなどとの連携も求められる。
WBS(Work Breakdown Structure)
WBS(Work Breakdown Structure)とは、プロジェクトにおける作業を分解・構造化して管理する手法、あるいはその管理ツールのこと。具体的には、プロジェクト全体における作業の大分類・中分類・小分類ごとにタスクを洗い出し、優先順・遂行順序に揃えて一覧化して管理される。各要素がマクロ視点からミクロ視点に落とし込まれる(Breakdown)ため、抜け漏れがなく作業ミスが発生しにくい。また、全体共有することでプロジェクト全体の進度も可視化されるため、進行確認もしやすい利点がある。
ワークデザイン法
ワークデザイン法とは技法・問題解決技法の一つで、目的から逆算して解決を図る発想をとる。1959年、アメリカのジェラルド・ナドラー博士によって発表された。原因分析による帰納法的解決と異なり、演繹的な視点に立脚する。例えばシステムの考案において、既存の枠組みや制約から離れた自由な発想から、徐々に現実的なものへと集約させるプロセスなどが挙げられる。
ワークフローシステム
ワークフローシステムとは、稟議書・出張報告書・経費精算申請書・休暇届・契約~承認~締結など組織内外の様々な申請を電子化し、効率的に承認・回覧するためのシステムのこと。新型コロナウイルスの影響もあり、近年はクラウド型あるいはSaaS型のサインニングプラットフォームが増加している。ワークフローシステムに用いられるタイムスタンプ機能やブロックチェーン技術は、他分野への応用が利くため、今後はより広範にわたる電子契約システムへの拡大が期待されている。
ワカメ(わかめ・若布、和布、稚海藻)
ワカメとは、褐藻綱コンブ目チガイソ科の海藻のこと。お味噌汁に入れるとおいしい草。日本や韓国等、アジア圏を中心に食用される。生食のほか、乾物や塩漬け・酢漬けといった加工状態での流通も多い。欧米諸国では外来生物として問題視されており、世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) に選定されている。欧米諸国ではワカメを食用する慣習もなく、海藻に対する消化耐性も薄い。
割れ窓理論
割れ窓理論とは、1枚の割れた窓ガラスを放置すると割られる窓ガラスが増え、環境全体が荒れてしまうことを示した理論。アメリカの犯罪学者・ジョージ・ケリング氏によって提唱された。