【鳥取県】智頭町|日本列島GoogleMapでダーツの旅
コロナの影響で旅行に行けない日々が続く中、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
かくいうかき男はと言うと、自然の多い地域に潜んでいることもあり、旅行したい欲などもそれほど湧かずに過ごせています。
とはいえこの2年間、移動がはばかられ、遠出ができなくなったのは大きな誤算。
自分自身、死ぬまでに色々な土地を訪れて土着の風土に触れたいと思っているし、横浜中華街のババア手相占い師に「あなたは旅多き人生になるわよ」とお墨付きをいただいていることもあり、死ぬまでには色々なところに行ってみたいのです。
では、このご時世ですしオンラインで旅行気分を味わいつつ、風土にも詳しくなっちゃおうということで、“セルフダーツの旅”的なことをしてみようかなと思ったわけです。
今回はGoogleMap上からランダムで土地をピックしてくれる MapCrunch を使ってみます。
さっそく日本に知ってGo!のボタンをポチー。そして出てきたのがコチラ……
どこからどう見ても山奥の獣道。
ストリートビューの最終更新日時が2014年9月の時点で止まっている時点でワクワクが止まりません。
場所は鳥取県智頭町とのこと。
鳥取県 智頭町とは?

智頭町(ちずちょう)は、鳥取県の南東部に位置する、人口約6,000人ほどの町。
「八頭郡」の括りに属し、若桜町・八頭町と共に一つの自治体となっているようです。
そんな智頭町は因幡街道(江戸時代に整備された脇街道の一つ)に位置し、参勤交代の通り道になっていました。備前街道がちょうど合流することもあり、宿場として栄えた歴史をもっています。

この景観から分かるように、今なお古い町並みが残っています。
実際、「歴史の道百選」「遊歩百選」などにも選出されていて、寺社や町屋などの古建築が見られます。
ちなみに、面積の約9割を山林が占めてるとのこと。GoogleMapで山中が表示されたのも納得です。
風土
風土を理解するならまず気候から。和辻哲郎もそんなことを言っていたような気がします。
国土交通省の資料によると、智頭町は日本海側気候に属し、冬に雪深くなる豪雪地帯だそう。
周囲には1,000mレベルの中国山脈が連なっているため、林業も盛んです。
調べてみると智頭町は杉の産地として著名とのことで、その寒暖差の激しさと伝統的な育林技術を活かし、「智頭杉」というブランドになってる模様。
樹齢約400年の「慶長杉」があるなど、吉野・北山に並ぶ歴史ある林業地として、全国的に名を馳せています。
ちなみに、智頭杉は建築材以外に内装材としても広く利用され、端正な木質や気品ある淡紅の色合いが特徴です。
そして、風土と言えば何といっても外せないのが「食」。
山に囲まれた里山の理から、山の恵みたっぷりの食材が採れるんだとか。
詳細は下記、観光協会の公式HPを見るのが良さそうです。
(※めちゃくちゃ綺麗に整った観光協会HP。見た感じ古民家再生系のカフェが多くてイイカンジ。行ってみたい。)
観光協会HPでは、特産品として以下のお店や商品が紹介されています。
種類としては、お豆腐、お漬物、お酒、杉の実を使った和菓子など。
山に囲まれているので山菜が採れたり、綺麗な水が潤沢だったりするのでしょうか。
ラインナップを見るとクリアな自然で溢れてるような感じがします。
漬物ハンターのかき男としては「板井原ごうこ」がとっても気になるところ。
アクティビティ
調べてみると、智頭町では体験系のアクティビティも盛んに行われていました。
木工・藍染・はたおり体験などをはじめ、森林セラピーやシャワークライミングなど大自然に没入できるものも。その他、生活感を感じられる民泊などもやっているようです。
また、インスタにて#智頭町で検索するとテントサウナができるキャンプ場もあるみたい。
うーん、めっちゃ行きたくなる町だなぁ。
気になるスポット
ここからは調べていて、個人的に行きたいな~と思ったスポットをいくつかピックアップしてみました。
芦津渓谷
芦津渓谷は中国山地の中では最も平均高度の高い山並みを背景に、落葉広葉樹の原生林と杉の天然木が混生し、長い年月、手塩にかけて育てられた智頭杉の美林をコントラストに広がる雄大な森林の郷です。新緑、紅葉、雪景色など四季を通じて自然を満喫できるスポットとなっています。また県内初の基地認証を受けた「森林セラピー」の代表的なロードを保有する地域でもあり、ガイドの案内もあり、多くの来訪者が訪れる地域になっています。
(引用:https://utsukushii-mura.jp/map/chizu/)
写真を見て一目で惹きつけられたのがこの「芦津渓谷」。
夏までは青々とした草木が、秋には渓谷全体が秋色に染まってとっても美しくなるそうです。
ここ行ったら絶対瞑想する。
山菜料理「みたき園」

そんな山間の中にある、「みたき園」では山の幸をたっぷり堪能できます。
佇まいもとっても素敵。


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板井原などの集落
板井原は平成16年1月鳥取県伝統的建造物群保存地区に選定された地区であり、集落内には110棟あまりの伝統的な建物があり、これらの建物のほとんどが明治から大正にかけて建築されたもので、当時の姿を今に伝えています。これらの伝統的建造物群と集落を取り囲む山林、集落内に点在する田畑、昔の生活の知恵が生かされた生活用具などの生活環境が一体となった歴史的風致を形成している数少ない山村集落です。
(引用:https://utsukushii-mura.jp/map/chizu/)
やはり土地や町の雰囲気を感じるなら、集落などを見たり歩いたりするのが一番。
昔の生活用具なども残ってるようなので、訪れた際にはそういうのもぜひ見てみたいかも。
まとめ
自然や伝統などが今なお、しっかりと残っているとっても素敵な町でした。
ぽっとでの発案だったけど、束の間の旅行気分を味わえて満足です。
自然派な方にはぴったりの場所だと思うので、気になる人はぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。
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